VHDLから作成

Last-modified: Tue, 01 Sep 2015 07:52:44 JST (3161d)
Top > VHDLから作成
  • FPGAの回路を作成するのに、VHDLを書いて、それをFPGAに書き込む方法メモです。
    ボードはBASYS2で、ISEのバージョンは14.7になります。

Projectの作成

  1. New Projectボタンを押し、新しいプロジェクトを作成します。
    fpga-01.jpg
  2. 適当なプロジェクト名をつけ、Top-level source type:にはSchematicを選択します。
    fpga-02.jpg
  3. Project Settingでは、本ボード(BASYS2)に搭載されているデバイス、パッケージなどを設定します。
    fpga-03.jpg
  4. サマリーが表示されます。Finishを押すとプロジェクトが作成されます。
    fpga-04.jpg

VHDLを書く

  1. 次に、VHDLを書いていきます。画面左端にある、New Sourceボタンを押します。
    fpga-05.jpg
  2. 追加するソースファイルを設定します。ここではVHDLを追加するので、Source TypwにはVHDL Moduleを選択し、適当な名前をつけます。
    fpga-06.jpg
  3. 入出力が決まっている場合は、ここで指定すると、スケルトンコードが生成されます。直接コード中に記載しても良いので、ここでは特に何もしません。
    fpga-07.jpg
  4. サマリーが表示されます。Finishiを押すとファイルが追加されます。
    fpga-08.jpg
  5. あとはひたすらVHDLを書きます。
    fpga-09.jpg
  6. ここでは、サンプルとして、スイッチからの3bit入力に対応する10進数を7SegLEDに表示するコードを書きます。
    といいても、単純にスイッチのbitに対応する7SegのH/Lを書いただけです。
    fpga-10.jpg
  7. 書き終えましたら、UserConstraintsの左端の+をクリックして展開し、その中にあるI/O Pin Plannning(PlanAhead)-Post-Synthesisをクリックします。
    fpga-11.jpg
  8. いくつかダイアログが出ますが、OKしますと、PlanAheadが立ち上がります。ここで、実際のピンと対応付けをしていきます。
    今回は大量にピンがあるので、下にあるI/O Portsの画面のSite項目に直接ピン番号を入力しました。横のFixedには自動でチェックが入ります。
    ピンの割り当てが終わりましたら、忘れず保存した上で、PlanAheadを終了させます。
    fpga-12.jpg
  9. 元の画面に戻ってきましたら、Generate Programming Fileを右クリック->ProsessPropatiesをクリックします。
    プロパティ画面のStartup Optionsより、FPGA Start-UP ClockをJTAG Clockに変更します。
    これは、書き込み時"Startup Clock for this file is 'CCLK' instead of 'JTAG CLK'. Problems will likely occur."というエラーが出るのを防ぐ処置です。
    fpga17_5.png

bitファイルの作成

  1. FPGAに書き込むbitファイルを作成します。
    Generate Programming Fileをダブルクリックします。
    fpga18.png
  2. ガリガリと論理合成などが走ります。最終的にConsoleにエラーが出ず、"Process Generate Programming File completed successfully"と出ればOKです。
    fpga19.png

FPGAに書き込み

  1. BASYS2に書き込むためのソフトである、DigilentAdeptを起動し、Configタブより、FPGAに先ほど作成したbitファイルを読み込ませます。
    fpga20.png
    fpga21.png
  2. Programボタンを押し、書き込みをします。書き込みが完了しましたら、バグがなければFPGAが動作しているはずです。
    fpga22.png

Counter: 557, today: 2, yesterday: 1

このページの参照回数は、557です。